デザイン

デザイナーに頼む時に気をつけるべきこと【実際のヒアリングシート公開】

デザイナーにデザインをしてもらう。意外と経験する機会がありませんので、どういった流れになるのか、わからなくて不安というケースもあると思います。

デザイナー目線でのお仕事の頼み方解説は珍しいと思いますので「なるほど、そんなもんなのかぁ〜」と少しでも思ってもらえればうれしいです。

デザイナーに仕事を頼むって、何となく大げさなものだと思っている人も多いのではないでしょうか。

そもそもデザインを発注するというのは、どういうパターンがあるのでしょうか。

  • 名刺
  • 広告(ポスター・チラシ)
  • ロゴデザイン
  • バナー
  • アイコン

といった感じでいくつか挙げてみました。これらはすべて、SNSやウェブサイト用途であったり、販売・告知などビジネス用途になどの、実用的なグラフィックデザインのことであるとイメージしてください。

すべくん
すべくん
お願いするにしてもデザインのこと全然わからないしな…
ナカガワ
ナカガワ
そんなこと気にしなくても大丈夫です!

デザインのことを勉強したり、下調べをする必要はありません。デザインを考えるのはデザインーの仕事。あなたはデザイナーが仕事をしやすくなるように、必要な情報をまとめてあげるだけでいいのです。

今回は僕自身がデザインを受注した時にクライアント様に記入してもらう「ヒアリングシート」も公開しています。参考にしてください!

デザイナーに完璧伝わるヒアリングシート

さっそく実際の仕事で使用している「ヒアリングシート」の1例を紹介します。名刺デザインの場合です。

●●様。 この度はお仕事の依頼をいただきまして、改めてお礼申し上げます。 いくつか名刺の完成イメージの聞き込みをさせてください。 少し長いですが今後の制作がよりスムーズになりますので、ぜひご協力ください。じっくり考えて答えていただければと思います。

名刺のテーマは? 例)スマート・シンプル・元気に・素朴など
必要な情報は? 名前・住所・肩書き・SNSなど
表記ミスがないように、正式なものをお答えください。
情報の優先度は? 名前>社名>連絡先
使用したい色 例)暖色系・さわやか系
特に使用したい色 例)オレンジ・淡い緑
フォントのイメージ 明朝体・ゴシック体・にぎやかな・カクカクした
名刺の方向は 縦or横
名刺の紙質は? 通常の紙・光沢紙など
名刺を使用する状況は? イベントでの配布用・日常用
その他言っておきたい事 ロゴを使いたい・地図を入れたい・QRコードを入れたいなど

このシートに書かれたイメージと情報をもとに、名刺全体のイメージを膨らませながら、と必要な情報をどういった方法でレイアウトしていくのか、ということを考えていきます。

この時に注意したいのが、情報の伝えわすれがないようにするということです。

ある程度デザインが固まったあとで、「やっぱりこうしたい」・「あの情報も入れたい」というような方向転換があった場合、それまでの工程をさかのぼってやり直しをしなければならないという場合もあります。

そうなってしまえば、時間のロスにもなりますし、名刺のクオリティにも関わってきます。あなたにもデザイナーにとっても損しかありませんので、あらかじめ情報をまとめて過不足ないように伝えるのが大切です。

情報やイメージの伝えたわすれがないように情報をまとめておきましょう!

ナカガワ
ナカガワ
正直デザイナーとしても1番イヤなパターンです…

情報は隠さずに、最初にまとめて伝える。

僕はデザイナーとして活動していますので、普段は仕事を依頼される側です。

そんな僕がお客さんの立場となって「こういう感じで依頼してくれたらデザイナーとしても仕事がやりやすいし、この人のためにいつもより頑張ろうかな」と思えるような依頼の仕方を考えてみました。

イラストレーターに気持ちよく仕事をしてもらうことで、僕たち依頼する側が得られるメリットはこんな感じでしょうか。

  1. 仕上がりの品質が上がる
  2. 思っていた通りのものが仕上がる
  3. 面倒なやりとりを何度もしなくて済む
  4. 書き直しリテイクなどの手間をかけなくて済む

やはりお金を出して依頼する以上は、少しでも良いものを仕上げてもらいたいものです。

そのためには最初の段階で、イラストレータさんが知りたいと思っている情報を過不足なく伝えることが必要です。

イラストレーターさんに仕事を頼んだ結果

自分の不得意な似顔絵を、本職のイラストレーターさんにお願いすることにしました。こうしてできあがったのがこちらのイラスト。

さすがイラストレーターさんです。ちゃんとした似顔絵を描いてくれました。

今回はイラストレーターに似顔絵の仕事をお願いした時に、気をつけたことをまとめました。

  • イメージしてもらうために参考画像を用意する
  • タッチや作風はどんなイメージなのか
  • 仕上がりのサイズと画像形式を指定する
  • どういう用途・媒体で使うのかを決める
  • いつまでに欲しいのかを決めておく

ざっとこんなイメージです。では1つずつ見ていきましょう。

イラストを頼むときは盛り込みたい要素を洗い出そう

僕自身はデザイナーですので、基本的には仕事を受注する立場です。

「こんな仕事はできたらやりたくないなぁ」と思われるとちょっと辛いですよね。

仕上がりのクオリティにも影響が出そうな気がしますし、できれば気持ちよく仕事を受けてほしいものです。

どうすればよいかと言うと、イラストに盛り込んでほしい要素を、最初に過不足なく伝えるという事です。

あなたも仕事などで、新しい情報を小出しにしてくるクライアントがいたら正直困っちゃいますよね。イラストやデザインの仕事もそれと同じです。

もちろん何もかもを決める必要はありません。どんなイラストを描いてほしいのかが具体的に伝わればOK。

それさえ伝えあれば、あとはイラストレーターさんがうまくやってくれます。

何もかも丸投げしたり、こちらでガチガチに決めてしまうのではなく、2人3脚でイラストを仕上げるというのが、けっきょく1番納得できます。

イラストに盛り込みたい要素をあらかじめ洗い出しておこう

イメージしてもらうために参考画像を用意する

まずはあなた自身もどんなイラストを描いてほしいのかを具体的にイメージする必要があります。

カンタンな方法は描いてほしいイラストのイメージに近いものを画像検索などで用意しましょう。

その時にどんな基準で参考画像を選ぶのかは以下のポイント。

絵柄・表情・ポーズ・色味・画角

絵柄とはイラスト自体の作風やタッチのことですね。例えばアニメテイスト、細い線で描かれたシンプルなものですとか、有名な漫画やイラストのパロディっぽくなど。

次に表情やポーズです。笑っているだとか、澄まし顔シブい表情。ポーズであれば、ガッツポーズをしている・腕を組んでいるといったことなど。

イラストを描いてもらう上で、この要素が1番重要ですので、イラストレーターにこちらの意図がちゃんと伝わるようにあなた自身も明確にイメージしておく必要があります。

イメージしたものを的確に伝えなければ、実際にイラストを描く人にもイメージが伝わりにくく、結果として何度も描き直したり、最悪の場合ほかのイラストレーターに依頼し直すということもあるかもしれません。

とはいえシビアに考えすぎるわけでもなく、「こんな感じで描いてほしい」というイメージを明確に持っておくことが大切です。

描いてほしいイラストのイメージを明確に!

仕上がりのサイズと画像形式を指定する

イラストのクオリティには直接関係しませんが、仕上がりの画像サイズと納品する画像形式はイラストレーターにとって、とても気になります。

特に仕上がりのサイズです。少し詳しく解説します。

仕上がり画像サイズとは

基本的にイラストの仕事はほぼオーダーメイドになります。

つまり依頼を受けてからはじめてあなただけのイラストを描きはじめます。最終的な仕上がりサイズが分からなければ、描き進めることができません。

万が一仕上がったイラストのサイズが小さかった場合のことを考えてください。

最悪、描き直しをしなければならない場合もあります。そうなれば時間も余計にかかりますし、多くの場合は追加料金が発生します。

さらにはイラストレーターのモチベーションも下がるでしょうし、2回目に描いてもらったイラストはクオリティが下がるかもしれません。どちらにとってもデメリットしかありませんので、仕上がりの画像サイズは発注の段階で指定しましょう。

仕上がりサイズは発注の段階で決めておきましょう

どの画像形式が良いのか

こちらはあまり深く考える必要はありません。

パソコン上で一般的に使われているJPG・PNG・ビットマップなどの画像形式であれば、どんなイラストレーターでも対応可能です。

どの形式を選んでも困ることはあまりないと思いますので、よく分からないという方はイラストレーターに任せましょう。

ただし、専門的なai形式・psd形式などでデータをもらいたい時は注意が必要です。別途料金がかかる場合もありますし、細かく形式をしてあげる必要もあります。

この辺りは依頼するイラストレータと相談して進めてください。

一般的なJPG・PNG・ビットマップ形式などを選ぼう

どういう用途・媒体で使うのかを決める

イラストは様々な用途に使えます。

気軽なものでは、SNSアイコンやブログのプロフィール欄。

あなたが何かの商売をしている場合は、チラシやフライヤーなどの掲載することもできるでしょう。

なぜイラストレーターがそんなことを気にするかというと、これも仕上がりのサイズや画像形式の問題があるからです。

専門的な話になるので、大まかに説明しますが、掲載する媒体がウェブなのか印刷物なのかによって、必要な画像サイズや画像の設定内容に違いがあるのです。

この設定が違っていると、にじんで印刷されてしまったり、色味が正しく反映されないという問題が出てきます。

いつまでに欲しいのかを決めておく

最後に納期についてです。一般的にイラストを頼むと完成品の納品に最低でも2・3日はかかると思っておきましょう。

もちろん依頼するイラストレーターさんの力量やスケジュールなどによっても変わってきますが、1日で完成・納品といったケースはなかなかありません。

はじめにラフ案を作成制作し、そのあとに清書・手直しといったスケジュールで進んでいきます。その工程を1日ずつ進めるとしたら、2日ぐらいはかかります。

急かしても良いことはありませんので、余裕を持って依頼しましょう。

まとめ

デザインやイラストに限らず、どんな仕事にも言えることですが、情報は小出しにせずに1度で伝えることが大切です。

そうすることでイラストレーターさんは余計な心配をせずに、イラストを描くことに集中できます。結果的にイラストのクオリティも上がり、仕事を発注したあなたもきっと満足できることでしょう。

おたがいが気持ちよく仕事を終えるためには、丸投げでも指定すぎてもダメです。任せるところは任し、必要な情報は過不足なく伝える。

この2人3脚で仕事をするということが、あなたのイラスト発注を上手に完成させる方法です。

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