独立・起業したり、フリーランスとして活躍する人、副業にチャレンジする人。そんな個人事業主にかかせないのが「名刺」です。
まず素朴な疑問として、「みんなどんな名刺にしているんだろう…」とか気になりますよね。
どんな情報を載せているのか、面と向かって他の個人事業主さんに聞くこともなかなかありませんからね。
- 名前
- 得意分野
- 連絡先
- ブログ・SNS(QRコード)
- 過去の実績
ポイントはあなたにつながりやすい情報だけ絞るということ。情報が多すぎると役に立たない紙くずのできあがりです。
そして、実際にはどこで作るのがいいのでしょうか。コストパフォーマンスに優れた、3パターンの作り方をご紹介。
名刺作りはネットを活用するのがベストです。
あなたの得意分野やキャラを上手に表現した名刺さえあれば、たくさんの人に渡したくなって、あなたの仕事の幅も人脈もきっと広がるはず。
しかも個人事業主なら名刺は経費で作れますから、ムダになりません。

目次
個人事業主の名刺に載せるべき6つの情報

いざ自分の名刺を作るとなると、意外と迷ってしまうことが多いです。
その理由はWEBやSNSなど、昔にくらべて載せる情報が多くなっているからでしょう。
さらに事務所を持たず、自宅での仕事がメインという人は、住所を載せるべきか迷ってしまったり。
「どこまで載せるのが正解なんだろう」と悩んでしまいがち。
まずは僕に名刺デザインを依頼される個人事業主のお客様が、よく指定なされる「情報」を見てください。
- 名前
- 肩書き・業種(得意分野)
- 事業内容・屋号
- 連絡先(電話・メール・住所)
- WEB・SNS(QRコードの場合も)
- 過去の実績(ポートフォリオ)
これらを載せておけば、まず間違いありませんが、名刺の紙面は意外と小さくて、アレもコレもというわけにはいきません。
だからこそ、あなたの事業や仕事のやり方、業界にあった形を厳選できるとベストです。
いくつか僕がデザインさせていただいた個人事業主様の名刺をご紹介します。



シンプルなものや、大胆にスマホの番号だけをあしらったり。こだわりが感じられる名刺たち。
こんな感じの「自分だけのこだわりの名刺」はどうやったら作ることができるのでしょうか。
やりやすい方法は、まず自分の名刺にどんな情報を載せたいかを決めること。
伝わる名刺を作るコツは「少なく」する

伝わる名刺を作るコツは情報をどんどん少なくすること。別に名刺にすべての情報を入れる必要なんてないんです。
それを実現するには、気をつけたい5つのポイントがあります。
- 名前にはローマ字を入れる
- 肩書きは1番得意なもの1つだけ
- 連絡先は1番つながりやすい1つだけ
- 住所はあった方が信用につながる
- 実績がわかるものをQRコードで入れよう
このルールで大事なのは、名刺を渡した相手にとって使いやすいかどうか。
たとえばアドレスが3つも4つもある名刺はNG。もらった人はどのアドレスに送ったらいいのか迷ってしまいますよね。
ちょっとしたことなんですが、渡す相手の身になった方が伝わる名刺を作ることができるのです。
名前
名刺は自己紹介ツールなので、やっぱり名前が1番目立つようにですよね。それにプラスして、ローマ字表記を入れるのもおすすめ。
漢字によっては読み方がわからないって、けっこうあるあるですからね。
たとえば山崎は「ヤマザキ」なのか「ヤマサキ」なのか。中にはどっちで呼びかけるべきか困って会話が進まないということもあるはず。
「ザキ」ですか「サキ」ですか?って本人に直接聞きにくかったりしますからね。
こうした細かなことに気を配れると印象も良くなるでしょう。
肩書きは
あなたの得意がすぐわかる肩書きがいいですよね。
業種じゃないといけないとか、職種の方がいいとか、個人事業主の名刺であればむずかしく考えなくてもいいです。
たとえば「デザイナー」と載せるのではなく、WEBデザイナーやグラフィックデザイナーというように具体的である方がいいです。
僕は「名刺デザイナー」と名乗っていまして、何が得意なのかが一目で分かりますよね。
こうする方が、あなたが何のプロなのかが伝わりやすくなって、あなたへの信用性もアップするはず。
連絡先
連絡先はあなたとつながりやすいものを1番目立たせましょう。
たとえば固定電話よりスマホの方がつながりやすければ、スマホの番号を大きく名前の近くにレイアウトするなど。
視覚的に目立つようにするだけで、もらった側にもちゃんと伝わります。
ちなみに連絡先には信用の担保という意味もあります。スマホの番号だけとかアドレスがフリーメールというのは、住所不定な感じがしてちょっと怪しいです。
なるべく固定電話や独自ドメインのアドレスがある方が信用につながります。IP電話なら安いですし、独自ドメインも年間1200円くらいなので、作っておくと何かと便利です。
住所
個人事業主にとって1番の悩みどころが住所を載せるべきなのかということ。
僕個人としては「名刺に住所はいらない」というのが答えです。必要になった時に教えればいいかなと思っています。
個人で仕事をしている人の中には、自宅がそのまま事務所という場合が多いはず。
自宅の住所をそのまま載せるのはちょっと抵抗がありますよね。今はGoogleマップで家の外観まで特定できる時代です。
ちょっと極端ですが、仕事でのトラブルから自宅に押しかけられるなど、絶対にないとは言い切れません。
よけいな不安を抱えるくらいなら、載せなくてもいいと思います。
住所あり・なしの2種類を用意する
交流会やセミナーでいろんな人に名刺を渡す時は、住所が載ってない名刺。
仕事で直接関わる相手には、住所が載っている名刺を。
こう使い分ければ、むやみに個人情報をさらすことなく名刺を渡せます。
よけいなお金がかかりますが、名刺はそこまで高いものではありません。2つ作っても3000円や4000円ほど。
過去の実績
過去の実績やポートフォリオ・自分の人柄を発信するブログやSNSをやっている人は多いはず。せっかくなので、それらの情報もアピールしたいですよね。
そういう時はQRコードの出番です。自分だけのQRコードはカンタンに作れるんです。
カメラで読み取るだけでいいので、あなたのブログやSNSにアクセスしてくれる可能性が高まります。
相手があなたのことをより理解してくれれば、あなたに安心して仕事を依頼してくれるようになるでしょう。
最強の個人事業主の名刺とは?

これまでの情報をまとめた理想的な名刺はこんな感じになります。かなりシンプルですが、伝わりやすいことが大事ですからね。
デザイナーである僕が声を大にして伝えたいのは、形式を気にしすぎないこと。
言ってしまえばたかが名刺です。むずかしく考えずに、相手に伝わる名刺を自由に作ればいいのです。
では相手に伝わる名刺はどこで作ることができるのでしょうか。
それには3つの方法があります。
個人事業主用の名刺の作り方3選

相手に伝わる名刺は主に3つの方法で作ることができます。
- デザイナーにお願いする
- ネット印刷サイトを使う
- 自分で作る
この3つの中から、あなたにあったコストとかかる手間で決めるといいです。
まずはコストから。基本的にはデザイナー>ネット印刷>自作の順で価格は高くなります。
価格 | おすすめ度 | |
デザイナー | 5000円〜3万円 (デザイン費のみ) |
|
ネットプリント | 500円〜1500円 (デザイン・印刷) |
|
自作 | 500円〜1000円 (用紙代・印刷代) |
とくにおすすめなのは、デザイナーかネットプリント。
紹介しておいてなんですが、自作は100%後悔します。いいですか?100%後悔します。手間がかかる割に良いものは作れません。お金と時間の無駄です。
個人事業主の名刺の作り方1:デザイナーに依頼する

伝わる名刺はやはりプロに作ってもらうのが1番良いです。個人からプロのデザイナーに依頼できるのが、クラウドソーシングサイトとして有名な「ココナラ
- 気に入ったデザイナーに直接声をかけやすい
- 5000円〜3万円あたりが相場
こちらは実際にココナラで活躍しているデザイナーさんのページ。

各デザイナーさんはこんな販売ページを持っているので、アマゾンや楽天で買い物するような感覚で依頼することができます。
ココナラはクオリティを重視したいあなたにおすすめ
最近ではクラウドソーシングの方が手軽で、作品のクオリティも上がっています。
その理由は、デザイナーにとっても稼ぎやすい場になっているから。中には海外の受賞歴もあるデザイナーも在籍していたりします。
こういった専門のデザイナーなら、あなたの要望を100%確実に叶えてくれます。
しかし価格はダントツで高くなりますので、コストに見合うかどうかがを考えないといけません。
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個人事業主の名刺の作り方2:自作する

結論から言うと自分で名刺を作るのはやめましょう。
ビジネスに通用するちゃんとした名刺にするには、材料費だけで500円はかかるでしょう。それにインク代などもかかります。
しかも1・2時間で作るのはムリです。プロのデザイナーが専用のデザインツールを使っても半日はかかるのが普通ですから。
慣れない作業に時間と手間をかけるくらいなら、ネット印刷サイトでサクッと注文した方が10倍マシです。
では時間と労力をムダにしないために、サクッと個性的な名刺が作れるネット印刷サイトを紹介しましょう。
個人事業主の名刺の作り方3:ネット印刷サイトを使う

ビスタプリント

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- デザインテンプレートが使いやすい
- 100枚で約1700円ほどとリーズナブル
ビスタプリントの名刺はおしゃれで個性的なデザインも多く、相手の記憶に残る名刺としては最適です。
では具体的な価格を見てみましょう。
枚数 | 税・送料込み価格 |
100 | 1738円 |
200 | 2288円 |
300 | 2838円 |
400 | 3388円 |
500 | 3938円 |
料金も常識的で、まさに万人におすすめできるネット印刷サイトです。
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まとめ
今回は個人事業主に最適な名刺の作り方を紹介しました。
ちょっと難しいですが、要するに「渡した相手に自分のことが伝わる名刺」にするということ。
- 伝わりやすさを考える
- 載せる情報は少なくする
- 形式にとらわれず好きに作る
- 自作はしない方がいい
- コスパがいいのはネット印刷
ビジネスでのあいさつは、いつも名刺交換からはじまります。
個人事業主でもそれは変わりません。むしろ自分をアピールするには、今まで以上に重要だったりします。
どこかの会社にいる間は「株式会社メーシの中川です」のような、はっきりとした所属がありましたが、個人事業主は言い換えるとどこの馬の骨かもわからないヤツ。
言葉は悪いですが、これくらいの扱うを受けることはあります。本当にイヤですよね。
少しでもあなたの仕事に有利になるように、「相手に伝わる名刺」を作ってみてはいかがでしょうか。
どうせ個人事業主なら、経費で落とせるわけですしね。
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